高齢者向けホームを実際に見学してきた感想を綴る「行ってきましたブログ」。
ホームの雰囲気を感じてもらうことを目的に写真満載でお届けします。
今回は、住宅型有料老人ホーム「ドーミー城北公園」に行ってきました!
ドーミー城北公園を徹底レポート!
東武東上線「上板橋」駅から徒歩で約10分。
今回見学するホーム、ドーミー城北公園に到着です。都立城北中央公園がすぐ近くにあり、とても閑静な住宅街に立地しています。
このホームの特徴は、プライバシーをとても重視する住宅型の有料老人ホームであるところです。
居室にはトイレと浴室はもちろん、IHのキッチンスペースや洗濯機置き場など、生活が完結できる設備が整えられています。
ご入居者の居室は余程の理由がない限り、プライバシーが最大限守られます。
といっても安全面は配慮が行き届いており、居室のドア横にカギをセットすると、居室にいることが管理室でわかるようになっています。
居室内のトイレに向かう途中、天井のセンサーが反応するようになっているので、居室にいながら12時間センサーに反応がないときも管理室でわかります。その際にも、一度居室と管理室で会話ができるシステムを使って様子を確認するほど、プライバシーを守る点は徹底されています。
居室の特徴は、和室があることと、あんしんコールによる安全面のこだわりです。
和室はとても人気があるようで、こたつを持ってくるご入居者もいらっしゃるようです。
天井も高く、収納も多い点がとても好評のようです。
あんしんコールは各居室に4カ所あり、和室でくつろいでいるときでも、ベッドで寝ている時でも、お手洗いや入浴時でも押すことができます。
また、入浴時の転倒に備え、浴室のドアにもこだわりがあります。
ドアは中に向けて開くドアのため、外に向けて開くこの下窓があることで、中で何かあった際にも迅速に対応が可能です。
食事はホームで実際に調理をしています。
ご入居者の食事形態をきざみ食にしたり、量を調整したり、個別に柔軟に対応します。
昼食時に、毎月17日はサラダバイキングの日、25日は小鉢を選べる日、というように特別な日を設けて、食事に楽しみをもってもらう取り組みも盛んです。
クリスマスにはグループ内のホテルの総料理長がターキーのカッティングサービスイベントを実施して大盛り上がりだったとのこと。
ホームで町会に入っていて、ホーム内で町会の集まりが行われることもあります。
地域交流をはかり、地域の方々がホームにどんどん遊びに来る環境ができつつあるようです。
最初は戸惑いを感じていたご入居者もいらしたようですが、今では皆さん来客があるのを楽しみにしているとか。
写真は俳句の会である桜友会の作品紹介などの掲示です。
ホームの見学時、ご案内をしていただいた生活相談員の小澤さん。ご入居者と日々ホーム内で過ごされる様子を楽しそうにお話しされていたのがとても印象的でした。
こちらからの質問に一つ一つ丁寧にお答えいただいた支配人の辻様(左から2番目の男性の方)。
「住宅型有料老人ホームで過ごすご入居者に、日々を楽しんで過ごしてもらえるように、”食事” ・ ”笑い” ・”音楽” 、そして ”皆で何かを一緒にすること” を大切に考えています」とお話しされていました。
そのための取り組みを、写真のスタッフさんをはじめ、皆さんで日々アイディアを出して、ご入居者と一緒に形にしていき、少しずつ実現されています。ご入居者と真摯に向き合いながら、ご入居者と一緒に取り組んでいくことを楽しんでいることが感じられました。
ドーミー城北公園に行ってきた感想
住宅型有料老人ホームなので、ご入居者もお元気な方が多く、オープン当初からしばらくはホーム内で特別な行事を行うことをあまり意識していなかったというお話しでした。
しかし、2年ほど前から地域交流をはかり、町会に入ったりホーム内で地域の方を招いて夏祭りを行ったりと、地域に開かれたホームにしていく取り組みを活発に行ったところ、ご入居者の楽しみや生きがいもどんどん増えていくことを実感されたというお話しがとても印象に残っています。
もちろんこのような取り組みはご入居者の要望に沿うかたちで実施されていますので、必ず参加しなければいけないものではありませんし、ご入居者それぞれのプライベートな生活を大切にするホームの姿勢は、前述のとおり貫かれています。
しかし、ホームが閉鎖的になるのではなく、外に向かって積極的にオープンになり、地域の方々や子供達など様々な人が集まる空間を時間をかけて作っていくことで、ご入居者もホームの中だけでなく意識が外に広がっていき、活動的になったり、楽しみを増やしていくきっかけになることを実感されているようでした。
資料請求・見学予約の際は介護のほんねまでお気軽にご相談ください
この記事の寄稿者
ゴイカのかいご編集部
日々、相談員として数多くのお客様のご相談を伺い、施設見学に同行しています。あらゆる施設を見て、職員とお話ししてきた私たちならではの視点で、老人ホーム探しに役立つ情報を発信していきます。