高齢者向けホームを実際に見学してきたことを綴る「行ってきましたブログ」。
ホームの雰囲気を感じてもらうことを目的に写真満載でお届けします。
今回は、介護付き有料老人ホーム「フェリエ ドゥ 鵠沼海岸」に行ってきました!
「フェリエ ドゥ 鵠沼海岸(Ferie de Kugenumakaigan)」とは、フランス語で「鵠沼海岸の休日」という意味です。
南仏プロヴァンス風の暖かみがあるコンセプトのもと、館内には自然の光があふれ外断熱でより自然に近い暮らしが過ごせるような工夫されているとの事です。
フェリエ ドゥ 鵠沼海岸を徹底レポート!
JR小田急線「藤沢」駅より江ノ電バス鵠沼車庫行にて8分。
『鵠沼運動公園停留所』下車し、徒歩3分でホームに到着します。
煉瓦作りの外観。ここは、本当に老人ホームなの?と思わせる位
素敵な外観です。
ホームの中を見学してみましょう。
入口を見て下さい。まるでリゾートホテルにいるかのような雰囲気を感じられる色や採光となっております。
エントランス正面には素敵な絵画が飾られており、所々に植物やお花が置かれています。
廊下の様子です。
2階に向かいます。エレベーターの乗り、フロアに到着すると何やらアロマのような
いい香りがします。
目についた小さなテーブルに視線を落とすと、そこには、アロマスタンドが置いてありました。
ああ。やっぱり。良い匂いがするのはアロマを焚いていたからです。
細かい所迄、気配りをされていて感心致しました。
廊下を通りすぎると、中央はこのように吹き抜けになっております。
各階に食堂があるそうで、1階にいる方が丁度お食事をされている様子がうかがえます。
居室の扉です。
※あいにく居室は満床との事で、お部屋の中の撮影はできませんでした。
お見せする事ができず残念です。
また、浴室もこの日はご入居様が使用中との事で、こちらも撮影ができませんでした。
居室扉の横にあるネームプレートを拡大したものがこちら。
西海岸・・・とあります笑
ルームナンバーを住所のようにしているのですね。
工夫を感じます。
さて、楽しみにしていた食事の時間です。この日は、事前にホーム見学の予約を入れていた為、実際にご入居様が召し上がられているお食事をご用意して頂きました。
お食事には、大変力をお入れになっているようで、お食事の飲み込みの困難な方にはソフト食もご提供していただけるそうです。
実際に経管栄養の方で、ソフト食を食べられるようになった方もいらっしゃるとか。
下記の写真をご覧ください。少しわかりにくいかもしれませんが、それぞれ隣り合っているのが常食とソフト食です。※カレーのソフト食もありますが、写真には写っておりません。
下記の写真は、バナナをソフト食にしたものです。
スプーンですくい、口の中に入れると舌で押しつぶせる程度の固さで
素材そのものの味や食感を感じる事ができました。
こちらがミネストローネのソフト食。一度作ったものを再び粉砕して
固めるそうです。
また、500食分のメニューあれば500食分のソフト食を作られるとの事。
野菜など産地、鮮度にこだわった食材を提供されているだけあって、とても
美味しいお食事でした。ご馳走様です!!
※経管栄養等の方については、食事代はかかりません。
屋上に向かいます。この日はあいにくの曇り空でしたが、広々とした
屋上で眺めも良いです。
オリーブの木を発見。
本当に外国にいるような気持ちになってきました。
最後に施設長の田中さんをパチリ。
田中さんが、こんな素敵なエピソードをお話して下さいました。
ご入居者の中に、寝たきりに近い胃瘻の方がいて、本人からずっと自宅へ帰りたいとの要望があったとの事です。
中々、実現が難しそうだと思っている矢先、幸いにもお身体の状態が徐々に徐々に安定し始めたので、毎日リハビリを行いました。
その方のご自宅は、施設から約片道1間半かかるので、まずは、体を車に慣らすことから始めました。何度も車での近距離移動を行い、徐々に乗車する回数や時間をのばし、体をならしました。
そして、先生の許しが出た所で、看護師さんも同行し、ご自宅への帰宅に成功されたようです。
この成功がご本人の現在の目標になっており、施設スタッフさんのやる気にもつながっていると話されておりました。
田中施設長は、物静かな方ですが、とても熱いハートをお持ちで、このエピソードからもとても行動力がある方だなと思いました。
また、今まで一度も入居をお断りした事がないそうです。
改めて田中ホーム長をはじめ、スタッフさんの取り組みに頭が下がる思いでした。
フェリエ ドゥ 鵠沼海岸に行ってきた感想
ここは終の棲家ではなく、建物もご入居者様も共に成長していけるホームだなぁ。と感じました。自宅へ帰りたいという希望に職員さんが一丸となって向き合っている点に各職員さんの意識の高さを感じました。
また、ホームの近くにインターナショナルスクールがあり、そこに通っている子供たちが月に一度、遊びにこられるようです。地域交流も盛んに行っているのだなぁと感じました。
まだまだお伝えしきれていないことが沢山あります。是非、実際ホームを見学し、現場の雰囲気を是非感じてみて下さい。資料請求・見学予約の際は介護のほんねまでお気軽にご相談ください
この記事の寄稿者
ゴイカのかいご編集部
日々、相談員として数多くのお客様のご相談を伺い、施設見学に同行しています。あらゆる施設を見て、職員とお話ししてきた私たちならではの視点で、老人ホーム探しに役立つ情報を発信していきます。